2007年 11月 07日
個展 |
叔母の個展に行ってきました。
叔母は祖父の仕事を継いで漆芸家として活躍しています。
会場には、張り貫きや一閑張という技法で作られた茶器や香合などが飾られていました。
黒・朱・緑色漆の一見シンプルでモダンに見える作品ですが、そこには、確かな伝統工芸の技が受け継がれています。
叔母の作品の、独自な漆の色づかいと、シャープでかつ、あたたかみのあるフォルムが私はとても好きです。
そして、こちらは祖父の作った菓子盆。
1984年に祖父が他界する前に、直接、もらったものなので、作ってから23年以上たっていることになります。
漆の朱は、年を経て、より明るい色になり、華やかな印象に変わります。
それも自然のなせる技。
長い年月をかけて、楽しめるのも漆の魅力ですね。
これも、わたしの宝物です。
by bag-to-go
| 2007-11-07 13:58
| 展覧会
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